私たちは色の効果をふだんから使っています。
知らず知らずのうちに、意識しないで色の力を使っています。
赤と青を比較して、体感温度が違うというコラム、時間の感じ方が違うというコラム、味の感じ方が違うというコラムを書いてます。
色の持つ波長のちがいで、心拍数が変わったり、暑く感じたり涼しく感じたりするので、その効果をうまく使うと、いつも快適に過ごすことができるのではないかな、と思います。
さて、今回は、食器、食べ物のカラーについて。
同じ料理でも白のお皿に盛りつけたものと、青い皿に盛り付けられたものでは、食べる量が変わるといいます。 青のお皿で食べると食欲が減退します。寒色系の色は、興奮を抑える色です。この効果はダイエットに利用されるといいます。
盛り付ける食器もそうですが、食品そのものの色でも、色によって食欲がわくし、逆に食欲が失せていきます。
大学生のときのことですが、アメリカでショートホームステイをしたことがありました。滞在中に何度かパーティがあって、食後に、どーんと大きなケーキがあったのですが、それを見て、私は本当に驚いたのです。
ケーキは、美しい青空のような、真っ青なクリームでデコレーションされていました。私は、もう気持ち悪くて(失礼!)、口を付けることが出来ませんでした。
偏見かもしれませんが、青い食べ物って、私には毒にしか見えません。センスないな、というか美味しそうにみせる心遣いのある日本に親しんでいるためなのか、食べるということにそんなに関心がないのかな?ここの人たちは。と思ったのを覚えています。こういうのがカルチャーショックというのかもしれません。
国民性も個々の好みもありますが、青をはじめとする寒色系は、一般的に食欲を抑える効果があります。減量したいひとは食器を青色に変えてみるなどして、色の効果を
上手に利用するといいですね。