締め切りプレッシャーに弱い

2018.10.02 (火)

私は昔から、締切に対するプレッシャーに弱く、締切が近くなると睡眠の質がとたんに落ちてしまいます。当たり前ですが、仕事はなんでも締切がつきものです。締切の種類にもよるのですが、いつも悩ましいのが執筆です。

文章を書くのが嫌いなのではありません。HPに書いている、この専門家コラムは楽しく書いています。それはもちろん、自社HPのコラムについては決定権が自分にあるからです。内容も常識の範囲であれば自由であり、文字数制限もない。一方、仕事で依頼されたコラムは、先方に理想形があり、それに沿って良し悪しのジャッジがあるという、もっともな違いがあります。文字数のみならず、見出しの数など構成の指定があったりもします。当然、期限も設定されます。
納期へのプレッシャーの弱さは子どもの頃からです。夏休みの宿題を最終日に残しておくなど、そんな大胆なことを私は出来ませんでした。できるなら7月中に9割がた終わらせておく、というのが私のスタイルです。あとで焦りたくないのです。逆に最終日に精一杯手を動かしている人のそのたくましいおおらかな気持ちを、羨ましく思っていましたし、それは今でもそうなのです。
執筆の依頼を受けて今月一本入稿している先がありますが、そこから「執筆本数を増やしませんか」とご提案をいただきました。もう、それは私の精神衛生上、難しいご提案です。無理ではないのですが、より一層締切に悩むことになるのが目に見えており、自分の気質に合っていない気がします。
 
締め切りプレッシャーとは少しずれるのかもしれませんが、「期日までに手続きを終えないと、無効になる」ことへのプレッシャーにも弱いようです。
私は大学卒業後、アパレルメーカーへの就職しました。難なく言葉の通りに就職したのですが、卒業前には良く悪夢にうなされていました。卒業試験で、必要な単位を落としてしまい、卒業できず、就職の話しが流れるという内容の夢です。人は生きていくうえで、最低限ルールに則って行動していかなければいけないのですが、私は大事なところでそれを失敗し逃してしまうということをすごくすごく恐れています。「みんなは知らされていて、なぜか自分だけ知らなかった」みたいな。実際にこれに該当することがあったのかは記憶にないのですが、卒業試験の夢は良く見ます。実は今でも時々。
 
そんなに気にしなくてもいいのに、とお声をかけていただきますが、気質なので。とても小心者なのです、私。その中で頑張れることをしっかりと邁進していきたいと思います。

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