志村けんとワニが教える、生きること

2020.04.04 (土)

志村けんさんが亡くなったという報道は、本当にショックでした。一般の視聴者の私でさえ悲しいのですから、近しい方々や関係者のかたはもっとなのでしょう。70歳で若いこと、本人も無念だろうなと思います。

コロナウィルス肺炎が急に悪くなって、会話もできない、自力で呼吸ができず人工心肺装置を使わないといけなくなった、そしてそのまま亡くなる。そんなこと、本人だって考えていなかったでしょう。
私も今日あすで自分が亡くなることは、想像していません。さすがに永遠に生きるとも思っていません。老いて亡くなるのという姿を漠然と想像しています。志村けんさんは4月から主演映画の撮影に入るはずだったそうですから、やりたいことへの準備期間、意欲にあふれた時だったでしょう。それでも叶わなくなる。
100日後に死んでしまうワニの漫画が話題になっていました。ワニもまたこれから就職することになっていて希望に満ち溢れていたところで、亡くなってしまう。
これだけみると、しっかり取り組んでいても、突然死んでしまうなら、頑張っても意味がないじゃないかと、そんな見方もできるかもしれません。
 
そうではなくて、志村さんが亡くなった報道でショックを受けつつ、私が思ったことは、今はまだ生きているからやらなくちゃいけないことがあるな、ということです。
今なら、まずは自分が病気にならないことと、そして今まさに人に移さないこと、です。改めてというか、初めて強く意識しました。ワニ漫画の作者は、人生は有限だから、いまを大事にして生きないといけないとの思いで書いていたそうです。
人との接触を制限されているのですから、それに伴って仕事も収入も減っていて、つらい時期を過ごしている方も多いことでしょう。それでもいつまでも続くことではないと思い、その先へ向かって戦略をたてて進めていくように、いまは、土に栄養を与えて耕しておこうと思い直しました。のちに、きれいな花が咲くために。

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