ぐっと冷え込む朝も増えて、季節は冬へ向かって進んでいます。
毎年のことですが、最低気温が15度を割るとニット製品が売れ始めます。体感で寒さを捉えると冬物に意識が向くのは自然のことですよね。
ギャル向けのブランドは、トレンドに敏感な女性をターゲットにしています。
具体的にはムルーア、エゴイスト、デュラス、エモダ、リズリサ、マウジー、リエンダ、スライあたりをみています。
ニットは秋口から登場していましたが、薄手のファインゲージ(ハイゲージ、編地が細かい)で、ローゲージのざっくりニットが目立っています。
とりわけ編地の変化をデザインとしているようで、ケーブル(縄編み)の編地やガーター編み、片畔編みなど凹凸感がある、すこしレトロっぽいほっこりした印象のニット製品が多く見られました。
素材も秋口はコットン&ポリエステルなどの素材が多く出ていました。
最近はウール、アクリルなど保温性のある防寒として頼れる素材に切り替わっています。
ざっくり編みのニットは今年のヒットアイテムのニットベストを打ち出しているブランドが多かったです。
今年出ているニットベストの特徴は、
・ゆったりした身幅
・ドロップショルダー(肩の位置が袖のほうまで落ちている)
・ざっくり編み
・脇スリット入りも多い
といったところ。
首元の開きがアシンメトリーのニットやカットソーが長くトレンドとして継続しているギャルブランドですが、ざっくりした編地で、襟ぐりを大きく開けたデザイン(つまり大きな筒のような形)のベストを、「片側の肩を外して着る」という離れ業のスタイリングが提案されていました。抜け感があって新しさが漢字われます。
ファッショントレンドも、季節の進みに合わせて進化しています。
今年はニットベスト、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。