気温とファッション購買傾向を示すデータは面白い

2019.11.16 (土)

最高気温が15度を下回ると、ニットが売れ出します。体感温度と売れ行きは連動します。もう少し気温が下がって、ある温度を指すと今度はコートの売れ行きが本格化します。

これは長い期間継続して計測されてきた売上データによるもので、小さな会社のではなく、年代やテイストも様々なたくさんのブランドのデータを基にしているので、これから先もこれは不変のものなのでしょう。
私は、データが示すことが好きで、そのなかのどこに売れる要因が隠れているのかを考察するのが好きでした。ファッションが好きという観点とは別に、客観視できるのは、アパレルメーカーにいなければ出来なかったことだと思っています。
さて、気温によって購買傾向が変わるという点においてはファッションもまた、エアコンや暖房器具などと同じような季節商売であることを認識せざるをえません。
リアルクローズが重要視されている今のマーケットでは、一か月後の寒さのためにセーターを買っておくという行動をするかたは少なくなりました。
以前は良いものは、先に購入して準備しておこう、という心持ちの消費者が多かったようです。最近はあまり聞きませんが、販売店舗や百貨店などが予約会も多く開催されていたと思います。今では、いくつかのウェブショッピングサイトで先行予約会が
ありますが、その熱が少し下がっているように感じます。
 
寒くなったから買おう、暑くなったから買おう、というのは自然で合理的です。まっとうなことです。でも、欲しいから先買いする!これは私が確保したい!と予約して楽しみに待つ、というお気に入りの服の持ち方もまた、それは意義のある楽しみだなぁと思います。
なんにしても、洋服の楽しみ方は自由ですので、みなさんファッションを楽しんでくださいね。

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