大型連休中のアパレルショップの店頭

2018.05.01 (火)

大型連休に入っています。都内は連休の前半は気温が上がり、晴れて良い天候に恵まれました。日差しもぐっと強くなり、日焼けには気を付けなければいけない季節ですね。

連休に入る前に色展開のタームチェンジがありました。このときに、「赤」が出始めていました。赤はパリをはじめとするヨーロッパのメゾンコレクションで2018年春夏のトレンドカラーとされた色です。日本のファッション市場では、春にはあまり見られなかったのですが、日差しが強くなるのとともに、強い「赤」の色が店頭で目立ってきました。
アニエスbでは赤のジャケットやギャザースカートをデニムのインディゴと合わせてスタイリングを見せています。atsuro tayamaでは赤のボディバッグをメインディスプレイで持たせています。ropeでは赤のシンプルなワンピースを打ち出していました。洋服を見るときに、色は、形(デザイン)や素材よりも先に、遠くからでもキャッチできる情報です。遠くから人が歩いてきた時に、まずは全体の色がわかり、近づくにつれてコートを着ているなどアイテムが判別できて、近くに来ると、ニットを着ているとか、ざっくりとしたツイードだとかがわかってきます。最初に目に入るのが色なので、「色」を変えることで、「何か変わったみたい」とか「新作が入った」など興味を引くきっかけになります。ですので色のタームチェンジはとても大切なのです。季節感も色で出していくことが出来るので、トレンドカラーとともに季節に合う色というのも意識しているといいでしょう。
 
この連休を境にして、春から初夏に向かった時期と初夏から夏に向かう時期とに分かれます。連休後には多くのショップ・ブランドでアースカラーが提案されます。これは春のパステル調の淡い色やピンクなどから変化させたいからです。
ベージュをベースカラーとして、くすんだマスタードイエロー、秋に赤く染まったイチョウの葉のような色、モスグリーン、テラコッタなど、自然界にある少しダークな重い色調の色が多く出てきます。セオリーでは連休前から店内の半分を使ってアースカラーの打出しをしていました。
連休後にはもっと多くのアースカラーの展開が見られますので、パーソナルカラー診断で「秋」の方には似合う色が見つけやすいかもしれません。
アパレルブランドにおける、その時期の打出している色の変化を見ていくのは、とても楽しいですよ。

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