リビングは、家族で長い時間を過ごす場所です。くつろいでゆったりと過ごすために、リビングにふさわしい色はあるのでしょうか?
ベースの色はオフホワイトやクリーム色、木材のベージュなど自然な色など明るくナチュラルな色が良いと思います。色にはそれぞれ波長はあって、筋肉を緊張させたりリラックスさせたりする効果がみられていますが、それは数値化されているのはご存知でしょうか。
リラックス度を測る数値として「ライト・トーナス値」があります。ライト・トーナス値とは、筋肉弛緩の度合いに対応する色のレベルを表したものです。低い数値はリラックス、数値が高くなると緊張度が増します。
ベージュやオフホワイト、そして色の淡いペールパステルトーンの色はライト・トーナス値が低くて、その中にいると時間がゆったりと流れているような感じがするのです。一方で赤なライト・トーナス値が高くて、緊張を誘発させますが、赤い部屋に居たとすると、30分しかいなくても、もうずいぶん長く居たようなきになるのです。
リラックスしたいリビングでは、ナチュラルで明るい色が良いでしょう。ビビットな色は、アクセントに使って、あまり大きな面積にならないようにしたいです。
また、緑色は、リラックスの意味合いがあります。安心感や協調性を意味していて、リフレッシュできます。ただし、緑一色のリビングとなりますと、緑の持つ「毒々しい」という意味も表れて圧迫感を感じることになりそうです。緑は、部屋の大きな面積に使うのではなく、観葉植物を置くなどしてポイントに使いたいです。