世の中には、投資詐欺が存在しています。ずっと昔からそうだったし、現在も存在していて無くなりません。
今はオレオレ詐欺とか振込詐欺の急増で少し影を潜めているように感じますが、先日のこと、ダイナミックな投資詐欺の被害者に訴えられた容疑で逮捕者が出た、というニュースが大きく報道されていました。
460億円を集めて一部の資金は暴力団に流れたという容疑で、「キング」という男性と仲間10人が逮捕されました。その投資で得られる利益が大きくて、話題になっていました。元本100万円の出資で月3万円の配当が得られる。つまり年36万円儲かるというものです。
広告塔になっていた男性はコンサートを開いたり食事会を開いたり、いろいろダミーの活動をして出資者を信用させる活動をしていたようですが、ある時からぱったりと配当が途絶えたそうです。事業は何もしていなかったとの報道でした。
逮捕された容疑者の批判をしても仕方ないのですが、「キング」と名乗る男性の、なんちゃってモデルのような雰囲気で撮影した画像がTVニュースで流れていたのを見て、気分が悪くなりました。自己陶酔しているその姿、どうかしてるとしか感じられません。
その昔、ニュースで聞いたことがある投資話はエビの養殖とか、安愚楽牧場とかが思い出されますが、根本的に内容は変わっていない、不変の儲け話です。あぶない投資の話しはおそらくこの先も出てくることでしょう。無くならないのです。
私が強く思っているのは、いつの時代も自己防衛の重要性です。そして、「ここだけの話」と、話を持ち掛ける人には注意が必要です。少し距離を置くようにするのも自己防衛として大事です。
他に、正当な投資方法があります。すべての投資がダメだということで、現金至上主義でいることが良いとなると、これもまたリスクがあります。
まずは危険なものには近づかないということ。その上で安全な投資をしたいですね。
