ファッション編集者のトップ、軍地彩弓さんのお話を伺いました。

2019.11.30 (土)

ファッション編集者のトップ、軍地彩弓さんのお話を伺いました。

日本の有名な編集者として名高い、軍地さんの「編集とはなんぞや」のお話を伺う機会がありました。
何と言っても、もう、すごい。
威張っているなんてことはなく、普通のたたずまいなのですが、なんかすごさを感じる。やっぱりやってきたことが姿に出るんだなと思いました。なんていうか、何を言われたり聞かれたとしても動じないんだろうな、というどっしり感があります。
自信のある方に、あれやこれや提言めいたことを口走ると、3倍になって返ってくる失敗や、もしくは予感がした、という経験を皆さんお持ちではないでしょうか。ない人は、きっと痛い目にあってきてるかもしれませんね。
あまり見せないけれど、びびりの私は、そんなことを敏感に感じ取ったりします。まあ、感じ取れずに失敗することも多々ありますが。軍地さんには余計なことを言えないなとそれが第一印象でした(きっと優しい方だと思います。ホント失礼ですね)。
 
もともとファションに興味があったわけではないと軍地さんは言います。
人の観察が好きなんだ、と。
ファッションがわからないから、街に出てかわいい子を探して、声をかけて話を聞くことを徹底していたそうです。生の声を聞く。集めることで、今の若い子のファッションのキーワードが浮かんでくる。そこから企画を立てて、紙面に落していったそうです。
まずはリサーチすること。
今はネットで何でも出てくるけど、ネットではつかめないものがあるのだそう。ネット記事をみて書かれたものばかりで、オリジナリティがない。そうなると、それは読者が読みたいものではない。
自分の視点で物を見て仮説をたてて、リサーチしてみる。そしてそこから見えたもので企画する。そうしてやってきたそうです。
まことにその通り、正しいなと思うばかりです。
私はファッションの市場調査が好きで、トレンドの変化とか、出てきているキーワードを追いかけて、今までとの違いを見るのが好きです。そんな中で、自分の視点で発信していくことを、考えたいな、思いました。それは、強く思いました。これからの事業に反映していきたいと思います。

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