ファッションにおける2色の組み合わせ

2018.03.22 (木)

先日のコラムで、類似色は反発することなく、馴染む色として配色に適している事について記載しました。2色の配色において、他にも似合う色の組み合わせ法があります。

<同一色相>
同じ色相の2色を、明度を変えた色通しを合わせたり、彩度を変えて合わせたりするのももちろん良く合います。ただ、対比が少なく刺激がないのでおとなしい印象になるかもしれません。
<トーンでまとめる>
まずは、同じまたは似ているトーンの色を合わせていくことです。
ビビッドなトーン色通しの組合わせや、ペールトーン、グレイッシュトーン、など色調を揃えると、世界観が統一されて馴染みやすいものと好感を受けます。
トーンで考えてみた時に、対象的なトーンをわざと選んでみるのも素敵です。
一つの色を鮮やかなブライトトーンを選んだら、対象となる色にダルトーンのようにくすんだ冴えない印象の色を使ってみるなどすると、単調なイメージから印象深いものへと変わることがあります。
 
私は基本的に、2色の組み合わせにおいて、決定的に似合わない色合わせはないと思っています。
これは、3色、4色と使う色が増えていったときは話は別です。色も又、相互にバランスを取らないと見ていて不快な気持を持たれることがあります。
色が多くなればそれだけ色のバランスの取り方が難しくなります。メインカラーとサブカラー、そしてアクセントカラーを色相のバランスとともに、面積のバランスもとっていくことになります。これが、とても楽しいんです。
洋服のスタイリングにおいて、重要な要素は3つ。
それは、「色」「デザイン」「素材」です。
色がファッションに与える影響はとても大きいので、余計に配色については興味が向かいます。

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