急に涼しさを越して寒さを感じるようになりました。朝晩冷えるので、お勤めで朝早く夜遅くに外を歩く方にはやはり羽織るものが必要です。
トレンチコートはビジネスの場でも着用されることの多いコートです。きちんと感があるので印象が良いのです。最近は柔らかい素材になったり、衿が無いタイプがあったりと原型をとどめていないものもあります。
それらは、それでも袖口に風が入らないようについているベルトなどトレンチコートらしいモチーフを残していて、「甘口トレンチコート」として打ち出しています。どうしてもトレンチコートを名乗りたい、そんなコートを良く見かけます。
さて、色がついたことがさほど珍しいわけではないのですが、赤が鮮やかやトレンチコートに目を惹きつけられましたのでご紹介します。マッキントッシュフィロソフィーで出している高密度のギャバジンコートです。
※マッキントッシュフィロソフィーのサイトよりお借りしました
もともと英国陸軍の制服だったトレンチコートは目立たないよう、自然に馴染むよう基本的に「ベージュ」の色をしています。現代のファッションにおいても一般的にトレンチコートはベージュです。もちろんファッションなので色展開は多くて良いのですが、このコートは潔く鮮やかな赤です。
なるべく人ごみに出歩かないなど新しい習慣を手探りで進めている今の環境のなかで、少なからず閉塞感を感じる方も多いと思います。私自身がそう感じていたので、このコートは、なにかそんな落ち込んだような気分を晴れやかにしてくれる色だな、と感じました。色の効果は、私たちの気分や感情に多分に影響を与えているのですが、この赤のトレンチコートで、私の気分は明らかに影響を受けて、明るく晴れやかにされてもらいました。
買っちゃうかも。